SSブログ

トーレスのラベルについて2

ロマニリョスの本を再び読んでいたら、ロマニリョス師もこの件は気になったらしく理由の
推測をしていた。
それによると、「製作家の新参者とおもわれたくなかったからだ」と分析されている。
なるほど、現代のように情報が過多の時代とは違うし、アントニオ トーレスなんて
名前はそれほど珍しくもなかっただろう。

ああセビリアに居たあの名工 アントニオの作か!

このフレーズがきっと欲しかったんでしょうね。
僕もオチオチしているともう50歳代になってしまう歳ですが、定年退職後に趣味で製作を
始めた方達とくらべると製作歴は長いけど外見はひよっこ。
髭でもはやして威厳をつけるのもいいよと、髭面の友人は言う。
しかし、髭が伸びないし家族に受けが悪い。
ラベルにエンリケ・ガルシアのような受賞メダルをイメージした絵柄を描き込めば
ちょっとは箔がつくか?
でもあのデザインはお菓子箱のモンドセレクション受賞ラベルに見えなくもないか。
topmedal.jpg

ところで、ガルシアは尊敬する製作家であるけれど「エンリケ・ガルシアの犯罪」とでも言いたく
なるラベルに関する事例がある。
トーレスのFe17をタレガから預かり、フレット交換等の修理をしたのですが、
修理後、「このギターはエンリケ・ガルシアによって修理された」と自分の
例の受賞ラベル意匠つきのラベルを堂々とトーレスのラベルにかぶさる様に
他人の楽器に貼ったのだ。
しかも敬愛してたであろうトーレスの最高の作に。

スペイン人もカタルーニャ人も押しが強そうです。

 
馬鹿馬鹿しい事を考えているよりもギターのデザインでもしますね。










nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。